回転貫入鋼管杭工法
ニューバースパイル工法とは、先端に半円形の拡底羽根2枚と長方形の掘削補助部材を、先端に隙間を空け取り付けた鋼管を回転貫入し、これを杭として利用する技術です。
本工法の特徴は、無排土の状態で回転貫入し、施工機械も小規模であり、低騒音・低振動での施工が可能です。
また、セメントを使用しないことから、土壌汚染の心配が無く、環境に与える負荷の小さい工法です。
なおニューバースパイル工法は国土交通大臣認定工法のニューバースパイル工法と建築技術性能証明取得のニューバースパイルⅡ工法があります。
ニューバースパイル工法は、多くの建築現場と、実験で実証された高性能を、安全で、経済的に、確実に提供できる技術です。
確実な施工管理が可能
支持地盤の確認と打ち止め管理は、調査データより各パターンを想定し、貫入速度および回転トルク値を計測することにより、確実に設計支持力が期待できるように管理しています。また、非常に堅固な地盤に貫入する場合、長時間にわたる回転貫入は支持地盤を乱し、支持力が低下する場合があることを実験により証明し、打ち止め管理方法を定めています。
多くの施工実績から生まれた独自の先端拡底羽根を使用しています。
狭い場所でも施工がができます。
施工機械はコンパクトで低騒音・低振動です。水質汚染や土壌汚染の心配が無く残土もでません。
バリエーション豊富であるため、地盤、建物に応じ設計が可能です。
室内、施工試験により杭の安全性を検証しております。
先端拡底羽根による高支持力
豊富な実績により独自に開発した2枚の先端拡底羽根を使用しています。
先端地盤:砂質土地盤(礫質土地盤)、粘性土地盤
周囲地盤:砂質土地盤、粘性土地盤
軸部の杭径D(mm) | 76.3 | 89.1 | 101.6 | 114.3 | 139.8 | 165.2 | 190.7 |
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構造計算適合性判定対象物件対応可能
杭頭を基礎にさし込むことで水平抵抗力を発揮するので構造計算適合性判定物件へも対応が可能です。構造計算時に水平抵抗力を求められます。また杭頭を基礎と連結せず縁をきることで免震効果が発揮される場合があります。
※構造計算適合性判定物件(敵判)とは小規模建築物の範囲を超えた物件のことです。
工法パンフレット
ニューバースパイル工法は国土交通大臣認定工法のニューバースパイル工法と建築技術性能証明取得のニューバースパイルⅡ工法のパンフレットは下記からダウンロードできます。
ニューバースパイル工法は国土交通大臣認定の工法で、信頼・安全性・経済面などのさまざまなメリットから多くの建築現場で採用されています。先端翼は回転貫入の推進力を発揮し、無排土・低騒音・低振動の施工が行なえるのもポイントです。回転トルクの計測データを用いて、リアルタイムに貫入状況や支持層への確認が行なえます。従来の同径打込み杭よりも先端支持力が大きく、先端翼のアンカー効果で大きな引き抜き抵抗力を得られる点もメリットです。
ニューバースパイル工法のPDFをダウンロードニューバースパイルⅡ工法は一般財団法人日本建築総合試験所・建築技術性能証明を取得した非常に高品質の工法です。高い安全性と信頼性、ローコストと三拍子揃っており、その品質の高さは多くの建築現場で証明されています。ニューバースタイルと同様に低振動・低騒音・無排土で環境にやさしく、先端支持力や引きぬき抵抗力にすぐれている点や、貫入状況や支持層への到達をリアルタイムで把握できる点などがメリットと言えます。
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